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第26期 社内安全大会の実施
全国安全週間に先駆け、令和6年度・ 第26期 社内安全大会を実施しました。
1.前年度 現場の安全管理 総括
前年度(令和5年度・第25期)の各現場において記録してきた、作業中に感じたヒヤリハットや、それに対する措置、状況に応じた安全対策などを総括し、全員で情報を共有します。
〇 山の急斜面で足場が悪く、滑りそうになった。雨天時は特に注意。
〇 弾性波探査での発破作業の際、飛石があった。防爆シートを増やして安全対策すること。
〇 表面波探査で受振計設置の際、車道での作業は周囲警戒を徹底する。必ず見張り員をつける。
〇 現場への移動が長距離運転となり、ドライバーを適宜交代する。
〇 電気探査で遠電極設置の際、配線ルートを事前に調べておくこと。調査測線外は、より注意必要。
〇 PS検層でのカケヤ起振時、周囲の安全確認 ボーリング等で他作業員さんが多くいる。
〇 危険生物への注意と対策 熊、スズメバチ、マムシ、マダニ、ヤマビル等
活動時期、忌避剤、噛まれた(刺された)場合の処置、治療薬を調べて準備すること。
〇 熱中症対策 作業開始前に水分塩分補給をすること、適度な休憩、普段の体調管理が大事。
2.救急救命 社内講習
普通救命講習を修了した社員(安全・衛生部門長)による、若手社員への救急救命講習を実施しました。
コロナ等の感染症対策を踏まえ、基本は胸部圧迫を継続し、人工呼吸がためらわれる場合は省略してもよいという方針で心肺蘇生法の講習を行いました。野外作業で怪我の可能性もあるため、出血や骨折の応急手当等の講習も行いました。
<< 心肺蘇生法の手順 >>
1.反応を確認する
まず、倒れている人の反応を確認します。
周囲の安全を確認し、安全であれば近寄ります。肩を優しく叩きながら大声で呼びかけましょう。
呼びかけに対して、「目を開ける・返答する・目的を持った仕草をする」などが認められなければ「反応なし」です。2.大声で叫んで周囲に知らせる・
傷病者に反応がなければ、「誰か来てください!人が倒れています!」などと大声で叫んで周囲に知らせます。
補助してくれる人をできるだけ多く呼んでください。3.119番通報とAEDの依頼
救助者があなた一人の場合 心肺蘇生を始めるよりも先に、119番通報と、近くにあるならAEDを持ってくる事を優先しましょう。
協力者がいる場合 119番通報とAEDを依頼し、速やかに心肺蘇生を始めましょう。4.呼吸をみる
傷病者の呼吸を観察するためには、胸と腹部の動き(呼吸をするたびに上がったり、下がったりする)をみます。
胸と腹部が動いていなければ、呼吸が止まっていると判断します。5.胸部圧迫
呼吸の観察で心停止と判断したら、ただちに胸部圧迫を開始します。圧迫する場所は、胸の真ん中の胸骨と呼ばれる骨の下側半分の部分です。
この位置に一方の手の平の付け根をあて、もう一方の手を重ねた形を作ります。
垂直に圧迫が行えるよう、肘をまっすぐに伸ばし、傷病者の体に対し自分の腕が垂直になるような姿勢をとります。圧迫の強さ 対象者の胸が少なくとも5cm沈み込む程度
圧迫のテンポ 1分間に少なくとも100回
圧迫の回数 30回を目安(連続で行える場合はできる限り続ける)※従来の心肺蘇生法では、胸部圧迫30回の後、人工呼吸2回 これをセットで繰り返す。
但し、感染防護具の準備や人工呼吸法の技術に自信がない等で、心肺蘇生が滞る場合は人工呼吸を省略し胸部圧迫のみを続けることが推奨される3.安全器具点検 ロープワーク講習
急斜面やのり面で使用する高所作業用器具の点検
ザイルの汚れ・傷
ハーネスの汚れ・傷 サイズの確認 ベルトの調整
昇降・下降器の動作確認
基本的なロープワークの復習
無事故・無災害を目標に、今期もご安全に!!