高密度表面波探査

表面波探査は、地盤の表面付近を伝わる表面波-レイリー波を観測して、地盤のS波速度分布を求める探査法です。

探査深度は概ね10~20m程度です。

表面波は、多層構造の地盤では周波数や波長によって伝播速度が変化する性質があり、深度と共に弾性波速度が増加する地盤においては、短い波長(高周波数)は浅部で伝播速度が遅く、長い波長(低周波数)は深部で伝播速度が速くなります。これは分散現象と呼ばれるもので、この波長による伝播速度の違いを逆解析することにより、地盤のS波速度構造※を求めることができます。

(※レイリー波の速度はS波速度の約90%であり、ほぼS波速度とみなすことができる)

高密度表面波探査では、カケヤ打撃などのインパルス震源と多数の受振器を使用します。

ランドストリーマケーブルを使用した河川堤防調査
ランドストリーマケーブルを使用した河川堤防調査
受振器 固有周波数4.5Hz
受振器 固有周波数4.5Hz

 

コンクリートやアスファルト等の舗装上でも調査可能です。

連結した受振器で移動しながら測定を行うので、道路や港湾施設、延長の長い河川堤防など、広範囲を効率的に調査することができます。 

S波速度値はN値と相関性が高く、支持層の確認や、緩み領域の把握、地盤改良効果判定など多くの調査目的に用いられています。 

解析結果 S波速度分布図
解析結果 S波速度分布図

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